小野寺麻里奈は全校男子の敵である田丸 彬禰
週刊(全87部) 273,318文字(一話3,142字)
美人ではあるものの、その残念過ぎる性格なために男子にはまったくモテないのだが、それとは逆になぜか女子にはモテモテな小野寺麻里奈。タグ:R15 残酷な描写あり 日常 ラブコメ 女主人公 学園 現代 部活動 料理下手 女教師 文学少女 女子高校生 ヘタレ男子 美少女 アクション ダーク
その麻里奈が親友でありもうひとりの主人公である地味顔のメガネ少女立花博子とともに高校入学と同時に立ち上げたのが「創作料理研究会」なる怪しげな組織(同好会)である。
クラブ活動設立条件である残り三人として学校一のモテモテ女子高校生ではあるが実は本物の麻里奈ラブである百合系美少女と、ボーイッシュな現代の錬金術師、それから何の取柄もない幼馴染を、そして顧問として童顔の守銭奴女性教師を加え即活動を開始するのだが、麻里奈の残念な性格をそのまま反映した創作料理研究会は行動するたびに関係各所に迷惑をかける。
だが、一番の被害者となるのが、この物語の裏主人公ともいえる、顔はいいがその中身は小心者で猜疑心の強く人間としての器の小さい、こちらもかなり残念な性格をした麻里奈の幼なじみである橘恭平である。
そんなある日、偶然出席した会議で重要情報を入手した麻里奈は部員たちにある提案をおこなう。
それは文化祭に参加すること。
実はこの学校の文化祭は活動資金をすべて自らが支出する同好会から部費がもらえる部になるための昇格戦という意味合いもあったのだ。
俄然やる気になる部員だち。
だが、創作料理研究会にはある問題があった。
非常に重要で深刻な問題が……。
これは、普通の世界が舞台の、最下層の冒険者レベルのヘタレからチート持ちの最強魔法使いのような人物まで能力はバラバラだが平均すれば少しだけ普通ではない人たちによる、異世界で展開されるようなかなり普通ではない「甘くない青春を体現するようなヘタレ勇者は毎日部室で邪神たちにお仕置きをされる」というまずまずハッピーエンド的なお話。
そして、彼女たちのほのぼの日常が面白おかしく展開される表の話の一方で、メガネ少女が関わる謎の組織が蠢く明るく楽しい学園生活とは無縁のダークな裏話も始まる。
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