池原悦弥（いけはらえつや）は、小学時代に担任教師から受けた度重なる体罰により、それまでの気勢を失った。

大学生となった今では起伏に乏しい生活を送っており、せっかく入った第一志望の大学でこれといった手ごたえなく一年目を終える。

そんな中、二年目に入ってフランス語の授業で出会った光蟲冬茂は、巷の爽やかな学生たちとは一線を画する独特な性格の男だった。
光蟲との交流や、囲碁部および茶道部の活動を通じて、悦弥の生活は徐々に色付いていく。

作者の実体験を脚色して描いた、リアリティの強い長編小説。

ネット小説大賞八応募作。純文学なのに。

宇喜多伊紀は音楽に愛されている。しかし音楽に愛されているばかりに音楽が作れなかった。

それでも音楽を捨てきれずにライターをやっていたが、ある朝公園で美しい女と出会う。一目惚れした彼は仕事がおろそかになり、優しすぎる編集長から3ヶ月の休みを言い渡される。

彼はその間で恋をなんとかしなくてはならなかった。名も知らないどこの人かもわからない女を愛するために彼がとった方法とは……？

平凡な女子高生と思われがちな烏丸紅葉は、日頃から同性に悪戯をすることばかり考えているアウトローな少女だった。自分に自信がないために内気な中学時代を過ごしてきた彼女は、百合色な欲求を満たすために全寮制の女子校へ進学したのだが、そこで出会った運命の女性の心をゲットすべく奮闘することになる。

※軽い気持ちで書いているので、本格的な純文学を読みたいという方には不向きかと思われます。
※超設定、超展開、ご都合主義など、細かいことを気にせず楽しめる方だけどうぞ。
※mixi日記にも同一の作品を掲載しております。

©️一ノ瀬友花2019.
この小説の著作権は一ノ瀬友花に帰属致します。無断転載、転用、販売の類は厳禁です。
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.

特攻隊員の話です・・

俺は特攻隊員として華々しく散った。愛する日本を守るため、愛する人を守るため、死の棺に乗り込んだ。俺と治郎は見事、空母に特攻した。そして、死んだ。

死んだ後、約束の場所である靖国神社に向かった。門をくぐると白衣を纏った老人に１つだけ願いを叶えてやろうと言われ、俺は色々考えた末、未来の日本に連れて行ってくれとお願いした。

2018年の日本に来た俺は数々の衝撃を受ける・・

帰りに、ふと考えたことを書きました

私は貴方の愛を食べたい、飲み込めない。
大学生の女の子と年上の図書館勤務の男性との恋愛小説です。純文学寄り。
中編です、３話で完結します。

【期間限定公開】
2019/12/31まで

透明な水を誰も知らない。
透明な青を誰も知らない。
無色透明を、誰も知らない。

「メクる」「小説家になろう」掲載。

無理が通れば道理が引っ込む無茶振り大喜利小説2019。
新語・流行語大賞の候補語すべてを、順番通り本文中に使用するという、きわめて不純な動機でのみ書かれたフィクション。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
　https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2019/11/06/185136

『大切な人を助けたい』その気持ちを胸に抱えたまま謎の世界に迎えられた青年、眉月宵（まゆづきしょう）。
世界はまるで、かつて小説で読んだ異世界のようでいて、どこかかつていた世界の面影を残す歪なものであった。
元の世界に返してもらうために、勇者として魔物に苦しめられる民衆を救う約束をした宵。
ある日彼は街中で、自分を見て涙を流す謎の少女と出会い…

この作品はローファンタジーとなっております。
世界観としては、魔法のない異世界召喚モノですが、どちらかといえば純文学に寄せております。

【掌編】
まさかの猛禽類・恋愛短編小説、ホー。
その場所は、恋人たちが出会い、愛をささやく場所。ただしその恋人は、人間ではなくフクロウだった。不思議な世界観で繰り広げられる、恋愛小説です。

〈紫苑の森〉に囲まれた高校弓道部。
森がざわめけば、草木、鳥獣、藤の翁、寒緋桜、付喪神、百鬼夜行、鳩、蛇、霧、などなど、一筋縄ではいかないモノたちと出会う。
それらと渡り合う、書記係の榊先輩。彼女の弟子となった鳴海が、弓を引きつつ、遭遇した不思議なこと、ささやかな怪異を冊子へ書き記す。
だいたい一話完結、順序不同。どの話からでもお読みいただけます。基本のんびり更新ですが、2019年冬まで不定期投稿になります。

【登場人物】
・画家
冴えない画家の女性。彼女が少女の病室を訪れるところから物語は始まる。

・盲目の少女
病室から出てこない人。とても美しく、頭が良く、感覚が鋭いらしい。


面白いと思ったら、評価、感想、レビュー、メッセージなどよろしくお願いします。
励みになります。

お前のルーティーンこそお前の名だ。
名もなき男たちの虚脱系実験小説。

※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
　https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2019/10/31/161426

私を取り巻く風変わりで愛すべき人々。
彼らが私に投げかけた言葉が、楔となり、今日まで生を繋いでいます。
変てこな人々とのやり取りの中で、人生の面白味に気付かされました。
そんなエピソードを少しずつ、書いていきます。

私を取り巻く風変わりで愛すべき人々。
彼らが私に投げかけた言葉が、楔となり、今日まで生を繋いでいます。
変てこな人々とのやり取りの中で、人生の面白味に気付かされました。
そんなエピソードを少しずつ、書いていきます。

　あるオーク夫人の語るところによれば、村の西方にある森の入口付近で、ゾンビ系統と思しき魔物が見つかった。
　これまでその森にゾンビが生息していた例はない。
　魔物というのはゾンビに限らず、それぞれ固定した生息域があり、そのエリアから自発的に出ることは考えられない。つまり、そのゾンビが森にいたのは、何らかのイレギュラーによるものと思われる。
　その魔物は発見当時、瀕死の状態にあった。
　アンデッドの知識が乏しいと、ゾンビというのは単なる不死のシンボルとして半永久的に生き続けると考えがちだが、彼らとて適切な栄養を摂取しなければ体は弱るし、深い傷を負ったままでいれば、やがて活動限界を迎える。当該ゾンビは長期にわたって食事をしていなかったと推察されている。
　さらに深まる疑問として、このゾンビ型の魔物は発見された直後、消え入るような声で「ジャック」という名を、何度も口にした。
　ジャックとは、そのゾンビの名か、そのゾンビに傷を負わせた者か、あるいは他にゆかりのある者の名前なのだろうか。いずれにせよ、この世界でジャックは一般的に人間の男性に用いられる名前であり、魔族が好んで名乗ることは、まずないとのことだ。
　ボロボロに朽ち果てたその魔物の体からは、未だ身元を判明できずにいる。

あなたは、どこから来たの？
わたしは、どこへ行くの––––？

魔女の侵攻により荒廃する世界に、奇蹟の子・シンシアがいた。
現世救済の秘儀「世界降ろし」を託された彼女は、護人のバッハとともに旅に出る。
かくも数奇な宿命の歯車は、いまここに回り始める……。

今日あった出来事をまとめました。

誰しもが持つNight Life

家では暴力を振るわれて、学校では孤立しているすみれという少年。彼はうつくしい少女とであった。彼女は言う。「友だちになろう。ただし条件がある。それは――君がわたしに恋をしないこと」
すみれと少女は交流を深めていくが、やがて……。
繊細な筆致で描かれる非恋愛系ボーイミーツガール。


※これはついったとまとめサービスミントにて掲載済の作品です。

昨今のラノベにありがちな要素、その中でも特に異世界モノが嫌いな少女、綾之峰文乃。
彼女は中学生ラノベ作家綾乃峰文子として、純文学風ライトノベルを書いていた。
そんな文乃の夢は、ライトノベルの頂点の作品を作ること。
しかし、売れなくもないがヒットはこない。そんな彼女にある編集者は、
『純文学風の文体で異世界無双をやれ』ーーと一言。
明日なき少女は異世界ものをいやいや書き始めるのでしたとさ。
異世界ものとかの劇中劇もあるよ！ 小説家になろうをちょっとパロっております。
※不定期更新です
※主人公は異世界ものが嫌いで暴言吐いてますが、作者自身は好きどころか書いているので悪しからず。

デリヘル業界で働く女性を題材にした作品です。ネタバレになるので深くは語りませんが、風俗業界で働く女性も、〝風俗嬢である前〟に、〝夢を描きながら働く、ふつうの女性である〟ということを、小説というフィルターを通して描いた純文学の作品です。

床屋に行った男性のお話。

純文学、というジャンルを選びましたが、散文詩のようなものです。私小説、とでもいうのかな。
とりとめもなく、流れる思考、空想のままに書いていきたいと思います。
……といいつつ、作品としてあげる以上は多少かっこつけたりはします。

(願わくば、作者を想像せず、作品として眺めてほしい……、なんて。あと、警告ワードは念のため、です。)

逆にこんなもんのあらすじなんかどうやって書けばいいのかご教授頂きたいものですね！！！！（怒）

僕は、転校生が気に入らない。

文章が書いてみたくて書きました。
連載するかはわかりません。

ロボーという万能精密機器を死にかけた朔弥に埋め込んで蘇生をしたが、朔弥は感情をなくしてしまった様だった。

機械仕掛けの心臓をもつ様になった執事と彼を守ろうとする主人の切ない物語。

オッドアイシリーズのスピンオフです。

ゆきのまち幻想文学賞応募作。

これは、２人の恋愛物語。
お互いにひかれあうも、彼は彼女のあることに気が付いた時、すでに遅かった。

発達障害の息子を持つ主人公は妻と一家心中を企てる。主人公は自殺をする前に、家族でキャンピングカーで旅行をすることを提案する。主人公の心はズタボロになっており、ついには息子に手を挙げてしまうが、自分の異常行動を正当化しようと躍起になっていく。

　あの大きな嵐の晩に。僕たちは言い争いをした。これからどうするか、そんなことも決めずに。

　純文学です。その一夜のことだけを描きました。

不揃いな命題たちの集まり。

読了後の少女の一時。

深夜まで営業しているおにぎり屋「結び屋」。
小さなイートインスペースが設けられたその店に、今夜も一人、客が訪れる。

庭にある二本の柿の木。

主は家元を追い出された双子の片割れ。

ある日大きくなりすぎた柿のさ木を切ってくれと行政から連絡が入り、木を切る事になる。

その切られた木に自分の影を重ねるが…。

半分フィクション半分ノンフィクションです。

私がふと、景色見たときに気づいたことを書いたものです

厳しい社会に耐えられずに死にたいと考える主人公。その主人公の内部的思想を書き連ねていく。

一粒の思考を含蓄した寓話たち。
オムニバス形式です、気になったタイトルだけでもどうぞ。

二人の男子生徒が閉鎖された教室で語り合う。
彼らから見る景色は今はまだ未完成。

　生まれつき、藤色の髪と「考えるより先に手が出てしまう」性質とに悩まされる女の子が、妙な男と出会う話。ガール・ミーツ・おっさん。馬鹿者共は、引かれ合う。



　※舞台は日本ではなく、よく似たどこかです。時代は昭和初期ぐらいを想定。
　※本文は1万字程度(改行込み)。
　※作中の全ての表現に意味があります。ちゃんと考えてます。
　※続編書きます。

旧尾嵯村に伝わる狐の伝説と、狐婿と呼ばれる神隠しの伝承。
その名残を求めて訪れた青年は、それが今も現存するのを目の当たりにする――。

※一応純文学のつもりで書きましたが伝奇はホラーと紙一重…なので一応気を付けていただければ。あとR-15要素にも。

エッセイ置き場です。

妊娠が発覚し涼子との結婚を決めた葉平は、しばらく帰っていなかった実家に帰り、実家の鏡の前で回想をする。

非常勤講師として高校に努める樋口佳奈は、夜はラブホテルの清掃員としてアルバイトをしていた。しかし、居心地の良かったアルバイト先は突然営業停止となってしまう。それ以降、彼女は友人であった夏芽との過去の記憶を頻繁に思い出し始める。彼女と夏芽には過去にある出来事があって……

ハコとリカの運命と宿命の物語。 ある日、友達のいないハコは公園で猫の死骸をスケッチする不思議な力を持つリカと出会う。自分の見えている世界とリカの見えている世界が全く異なることに葛藤しつつ、ハコはリカの世界を知ろうとするが、ある日突然ハコの心に異変が起き世界は一変してしまう。

あなたの手は何のためにありますか？

主人公のラウダは、幼き日に失くした親友の墓参りに向かった先で、大地震に巻き込まれる。
そして気が付くと……そこはなんと見知らぬ異世界だった！
しかも勇者の証に選ばれてしまったラウダは、幼馴染でボクっ娘のローヴと共に、傭兵のノーウィン、セルファに引き連れられ、世界を救う旅に出ることに。
だけどそんなラウダには人には言えない秘密があって――

ただの楽しいファンタジーじゃ終わらない。
これはそれぞれが失くしたものを探す物語。

嫁と姑の物語。ある女性は、立派な家に嫁ぐが……

俺たちミャーマコ、学校一の名物カップル。 登下校もクラスも花柄リュックも一緒。どこからどう見てもラブラブなバカップル。ガサツでちょっとバカな俺と計算高いマコ。もちろん、マコのことは大切だよ？だけど実は周りが囃し立てているだけ。俺たちミャーマコ、カップルではありません！
これはＢＬ？ 腐女子に翻弄される男子高校生の物語。

※note、pixiv、エブリスタにも掲載しています。
※純文学思考の人間が書いています。
※カップルではありません！改題

アラタは物心付いた頃から、両親に連れられて住む土地を転々としていた。故郷と呼べる場所はない。ただ、いつの頃からか、ずっと二頭の水牛が現れる夢を繰り返し同じ見ていた。／家族と離れての高校の寮暮らし、母の死、そして大学を受験する事になり父の紹介で大浜という男と出会い、大学で出来た恋人のナナカ……大学在中にもまさかの知らせが届いて――。

本当に伝えたいと思った人には、もう届かなくて、一番に祝って欲しい人はその時にはもういなくて……。

※「エブリスタ」様にも掲載しています。
※最終話まで予約投稿